沈む夕日を眺望できる「SORAterrace(ソラテラス)」のイメージ図

沈む夕日を眺望できる「SORAterrace(ソラテラス)」のイメージ図

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標高1770メートル、足元注意! 北志賀で展望テラスオープンへ

信濃毎日新聞(2015年7月17日)

 山ノ内町北志賀高原のスキー場「竜王マウンテンパーク」を運営する北志賀竜王(山ノ内町)は8月28日、標高1770メートルのロープウエー山頂駅付近に、展望テラス「SORAterrace(ソラテラス)」をオープンする。北信地域の山々や北アルプスが広がる壮大な景色を眺めることができ、美しい眺望をアピールして若者や外国人観光客らの誘客促進につなげる。

 急斜面に設置するテラスは鉄骨造り(100平方メートル余)。床には木材を利用。崖側の半分は60センチほど床面を下げ、テラス後方の人が前方の人の頭越しに風景を眺められるようにする。建築費用は数千万円。昨年秋に着工した。

 崖側のへりには強化ガラスを設置して見晴らしを良くするとともに、少しの怖さを演出して若いカップルの関心も引きつける狙いだ。テラスにはテーブルも置き、近くに新設するカフェで買ったコーヒーを飲みながらくつろげる。

 テラスからは、手前から高社山、斑尾山、妙高山が一列に並び、その左奥に北アルプスの山々が連なる風景が広がる。空気が澄んだ日は日本海や佐渡島が見渡せ、8、9月の朝夕には雲海も出やすくなる。山々に沈む幻想的な夕日も眺望できるという。

 テラス自体は無料で利用できるが、世界最大級(定員166人)と言われるロープウエー(大人1800円、児童950円、60歳以上1600円)の利用者を増やすのが狙いだ。地獄谷野猿公苑のニホンザル「スノーモンキー」や湯田中渋温泉郷などを訪れる外国人観光客らの誘客を見込み、夏場の利用者を14年の約1万人から、18年に5万人に伸ばす目標を掲げる。

 夕日を眺めてもらうため、8月28日以降はロープウエーの運行時間(現在午前9時〜午後5時)を午後7時半まで延ばす。日没が早くなったら同7時に短縮する。北志賀竜王の荻野正史営業部長(41)は「夕日が沈むひとときに浸り、旅の思い出を振り返ってもらいたい」としている。

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