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繭倉庫前、ジャズ響く夕べ 上田の重文で8月コンサート

信濃毎日新聞(2015年7月18日)

 上田市内に残る文化財を会場に音楽などを楽しむ「文化財de文化祭」が8月7日、笠原工業敷地内にある重要文化財「旧常田館製糸場施設」(常田)で開かれる。日ごろ触れる機会が少ない文化財をより多くの人に知ってもらおうと、市教育委員会や笠原工業などでつくる実行委員会が初めて企画。10月には国登録有形文化財の信州大繊維学部講堂(同)を会場に、絹糸と紙コップを使った楽器「ストリングラフィ」のコンサートも計画している。

 市教委文化振興課によると、市内には国、県、市の指定などを受けた文化財が計296ある。ただ、市民に知られていない文化財は多く、貴重な文化財を活用したモデル事業として発信しようとの狙いがある。

 8月7日の第1回は、旧常田館製糸場施設の繭倉庫前広場で開く「常田館JAZZNIGHT(ジャズナイト)」。午後6時開場で、上田市在住のジャズボーカル堀内実智代さんらが出演する。会場には飲食の屋台なども並ぶ予定だ。

 第2回は10月17日午後2時半から、信大繊維学部講堂で「ストリングラフィ」を考案した水嶋一江さん(東京)ら3人が演奏を披露。使われている絹糸は最長13メートルにもなり、会場で楽器の演奏体験も予定している。定員200人。9月17日から文化振興課で整理券を配る。

 両イベントとも入場無料で、市教委職員による文化財の解説もある。同課担当者は「文化財は地域に残る貴重な宝。みんなで守り、未来へと伝えていきたい」と話している。問い合わせは同課(電話0268・23・6361)へ。

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