境内で「鹿頭踊り」をする参加者

境内で「鹿頭踊り」をする参加者

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豊作願う「鹿頭踊り」 箕輪町の町無形文化財「御鹿奉納神事」

信濃毎日新聞(2015年7月20日)

 長野県箕輪町木下の箕輪南宮神社で19日、町無形文化財の「御鹿(おしし)奉納神事」があった。鹿の頭を模した「鹿頭」をかぶった子どもたちが境内まで歩き、境内を3周する「鹿頭踊り」をして豊作を祈った。
 同神社総代会によると、鹿頭は「ししがしら」とも「かとう」とも読む。1558(永禄元)年に大干ばつとなり、雨乞いをすると大雨が降った。そのお礼に鹿75頭を奉納したのが起源と伝わる。旧箕輪郷のうち、天竜川を挟んで東、西の地区が毎年交互に奉納している。
 今年は西側の南箕輪村大泉、伊那市大泉新田の年長園児と小学1年の25人が鹿頭をかぶり、同市大萱、箕輪町富田からの参加者が行列をつくった。太鼓などと約25分間、町内を練り歩いて同神社へ。小雨の中、境内で太鼓、ほら貝の音や「ホーイ、ホーイ」の掛け声に合わせてゆっくり3周した。
 参加した「無形文化財民謡御嶽山保存会」の清水伝之烝(でんのじょう)さん(81)=南箕輪村大泉=は「昔の伝統をそのままの形で残したい」と話していた。

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