四阿山山頂に新築された山家神社奥宮の西宮でしゅん工祭に参列する氏子や登山客ら

四阿山山頂に新築された山家神社奥宮の西宮でしゅん工祭に参列する氏子や登山客ら

長野県 上田・小諸

上田の四阿山山頂 山家神社奥宮、新社殿祝う

信濃毎日新聞(2015年7月20日)

 上田市と須坂市、群馬県にまたがる四阿(あずまや)山(2354メートル)山頂にある山家(やまが)神社(上田市真田町長(おさ))奥宮の建て替え工事が完了し、19日、山頂で竣工(しゅんこう)祭があった。社殿は鉄筋コンクリート造りから木造に姿を変え、参列した氏子や登山客ら約70人が祝った。
 老朽化していた西宮(にしのみや)を改築した。作業は延べ200人以上の氏子や登山客が協力し、5月末から6月初めの3日間、社殿の建築資材と基礎に使うコンクリート材を山頂へと担ぎ上げた。その後、地元工務店の職人が資材を組み立て、幅約1・6メートル、高さ約1・5メートルの社殿を完成させた。屋根は銅板ぶきで、木材は雨などに強い栗の木を使った。
 同神社の押森慎(まこと)宮司(31)が神事を執り行い、ご神体を新社殿へと移した。資材の荷上げに協力した人の名前を記した台帳も社殿に納め、氏子や登山客らが玉串をささげた。同神社奥宮造営奉賛会の森山和(かのう)会長(65)は「東宮(ひがしのみや)も老朽化しており、遠くない将来に造営しようとの声がある。また皆さんの力添えをお願いします」とあいさつした。

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