ジェット化以降の利用者が300万人に達した県営松本空港。ロビーでは記念セレモニーがあった=21日午後0時50分ごろ、松本市

ジェット化以降の利用者が300万人に達した県営松本空港。ロビーでは記念セレモニーがあった=21日午後0時50分ごろ、松本市

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松本空港、利用者300万人に ジェット化以降

信濃毎日新聞(2015年7月22日)

 県営松本空港(松本市)の累積利用者数が21日、1994年7月にジェット化して以来300万人に達した。2004年7月に200万人を達成してから、11年を要した。空港ロビーでは同日、阿部守一知事らが出席して記念のセレモニーを開いた。

 300万人目の利用者は宮崎県日向市の金丸秀裕さん(65)。松本市に住む長女の結婚式のため次女夫婦らと5人で訪れ、21日昼の福岡便で帰るところで「うれしいことが二つ重なった」。知事や菅谷昭・松本市長らとくす玉を割り、長野県産ブランド牛肉「信州プレミアム牛肉」1キロ分などの記念品が贈られた。

 セレモニーで知事は「300万人は空港にとっては一つの通過点」とあいさつ。新たな路線の開拓、国際チャーター便の運航などの調査検討を進めるなど、「空港がもっと愛され、利用されるようにしたい」と強調した。

 松本空港は1965(昭和40)年に開港。一時、定期便路線の廃止などで廃港の危機に直面した。2010年のフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)便就航以降、座席数に占める利用者数の割合(利用率)も回復傾向にある。セレモニーに出席したFDAの須川恒次社長は取材に「われわれも販売努力はしていく。自治体との協力は大事にしたい」と話した。

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