高級料理店を割安で利用できるイベント「ジャパン・レストラン・ウイーク（ＪＲＷ）」が３１日～８月１６日、全国各地で開かれる。本県の店舗も初めて参加する。

　ＪＲＷは飲食店情報検索サイト運営大手の「ぐるなび」（東京）などでつくる実行委員会が、食文化の発信や外食産業の活性化を目的に２０１０年から開いている。１１回目の今回は、本県や東京、大阪などの約３５０店が参加。それぞれの店舗で、ランチとディナーのコース料理を割安で提供する。

　新潟市がことし２月、ぐるなびと締結した「地域活性化包括連携協定」に基づき、市内の１３店と加茂市の１店が初参加。参加店は日本料理を中心に、フランス料理や中華料理、鉄板焼き店がある。

　先週、新潟市中央区の和食店「西堀かいの」で試食会が開かれ、篠田昭市長や観光関係者らが旬の食材を生かしたメニューを味わった。山北産アワビの酢の物やハモの造り、アユの塩焼きなど、夏らしいメニューが美しい盛りつけで提供され、参加者は凝った皿や部屋のしつらえなども楽しみながら口にしていた。

　ぐるなび食材プロモーション部門の藤本千穂さんは「ＪＲＷは観光への貢献も目指している。県外からの旅行客などの増加に寄与したい」と話していた。