揚屋工法で持ち上げた輪蔵下で修理状況を説明する担当者

揚屋工法で持ち上げた輪蔵下で修理状況を説明する担当者

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善光寺経蔵修理 8月6日一般公開

信濃毎日新聞(2015年7月25日)

 長野市の善光寺は24日、境内にある経蔵(きょうぞう)(重要文化財)の保存修理状況を報道公開した。建物全体を約2・5メートル浮かせた「揚屋(あげや)」と呼ばれる工法で傾いた基壇や腐食の進んだ柱などを直しており、8月6日には一般公開する。

 経蔵は1759(宝暦9)年の建立で、堂内中央に経本6千巻余を納めた高さ5メートル余の「輪蔵(りんぞう)」がある。1回転させると全経本を読んだのと同じ功徳があるとされるが、軸柱がずれ、建物も傷みが目立つようになり、昨年度から修理に着手。2016年度末の完了を目指している。

 設計監理を担う文化財建造物保存技術協会(東京)によると、石積みの基壇は最大13センチ沈下し傾いていたため、長さ10メートルの鋼管杭(くい)を地下に打ち込んで地盤を強化。ケヤキの柱も多くに白アリ被害があり、根本に部材を継ぎ足した。輪蔵は軸柱下の銅製金物がすり減り、今後作り替える。

 善光寺営繕部長の八波和弘さん(54)は「大きな輪蔵を回すさまざまな工夫があると修理で分かった。この先も文化財を守るためもっと勉強していきたい」と話している。

 一般公開は8月6日午前10、11時、午後1時の3回(各定員20人)。見学希望者は事務局(電話026・234・3591)に申し込む。

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