2年目の「信州山の日」(7月第4日曜、今年は26日)を迎える週末となった25日、ロープウエーが通じる中央アルプス・千畳敷(標高約2600メートル)には多くの人が訪れた。青空の下、駒ケ岳(2956メートル)方面への道に登山者の列ができた。
千畳敷からのつづら折りの道は、交互に上り下りする箇所で「渋滞」も発生した。日差しは強いが稜線(りょうせん)上は風が吹き渡り、南アルプスの向こうに富士山がくっきり。登山者は駒ケ岳山頂で記念写真を撮るなど至福の時を過ごした。
千畳敷から登った都内の会社員晴山(はれやま)陽子さん(30)は、自分の名前そのままの空と山に「こんなに天気が良いとは」。友人で都内の会社員寺谷麻美さん(29)は「ごみがない」と感心した。この日、ロープウエーのしらび平駅(上伊那郡宮田村)前などでは、信州山の日の催しでアルプホルン演奏会もあった。
26日は、県内各地で信州山の日の関連行事が予定され、北安曇郡小谷村の栂池高原では、安全登山がテーマの講演などがある「信州山の日フォーラム」が開かれる。