東北信地方のトレッキングコースを解説した「信州の里山トレッキング」を手にする林さん

東北信地方のトレッキングコースを解説した「信州の里山トレッキング」を手にする林さん

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「トレッキング東北信編」出版 長野の男性、74コース詳細に

信濃毎日新聞(2015年7月28日)

 長野市松代町岩野の自然写真家で郷土史研究家の林盛幸さん(61)が、主に東北信地方のトレッキングコースを解説した「信州の里山トレッキング 東北信編」を出版した。38の山・地域の計74コースを、実際に登って撮影した668点の写真で紹介。展望スポットや史跡、途中で見られる動植物なども載せている。

 上田市と東御市にまたがる烏帽子(えぼし)岳(2066メートル)、長野市と東筑摩郡麻績村にまたがる聖山(1447メートル)、米子大瀑布(だいばくふ)(須坂市)など、東筑摩郡と大町市、茅野市も含めた地域から、車で行きやすい山・地域を取り上げた。各山・地域で1〜5コースを紹介。コースごとに3段階で表した難易度のほか、標高差、登りの所要時間を記した地図を付けた。烏帽子岳の欄では「夏場は雷雲が発生しやすく、午後2時前には下山するように」といった具体的なアドバイスも記している。

 林さんは2008年夏に古里の長野市に戻るまで、東京都内で企画編集の仕事をしていた。当時から関東地方や長野県内での山行記をホームページで発信しており、いずれは本にまとめたいと考えていた。本にはキノコや昆虫についてのコラムも載せた。林さんは「本を読めば山に登った気分になれるようにコースを詳しく紹介した。さまざまな狙いの山歩きに役立ててほしい」と話している。

 川辺書林(長野市)から出版し、A5判、オールカラー224ページ。税込み1728円。県内主要書店で販売中。問い合わせは川辺書林(電話026・225・1561)へ。

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