スキー場跡地で営業準備が進むばんどこメリーランド

スキー場跡地で営業準備が進むばんどこメリーランド

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乗鞍高原、ヤギ活用で名所に スキー場跡地で牧場・カフェ営業

信濃毎日新聞(2015年7月30日)

 松本市安曇の番所(ばんどころ)地区にある乗鞍高原のスキー場跡地で、ヤギを使ったふれあい牧場「ばんどこメリーランド」とカフェの営業が8月1日に始まる。スキー場跡地の活用を考える地元の住民らでつくる「ばんどこファーム実行委員会」が、除草して景観を保護するために飼育していたヤギを活用し、ヤギ乳を使った乳製品も開発。乗鞍高原の新たな観光スポットとして育てたい考えだ。

 スキー場は2013年度に営業中止となり、市民有志が14年3月から、跡地の活用を考えてきた。除草のために飼っていた雌のヤギ3頭が今春出産して頭数が増えたため、ふれあい牧場とカフェを始めることにした。総事業費は県の地域発元気づくり支援金236万円を含む343万円。

 ヤギは現在、雄と雌計5頭がおり、実行委メンバーが毎朝約5リットルの乳を搾っている。牧場に併設するカフェでは、搾りたてのヤギ乳を飲むことができるほか、実行委メンバーで、のりくら観光協会女性部長も務める中原由紀子さんらがヤギ乳を使って開発したワッフルやクッキー、ゼリーなどもカフェで提供する。地元産野菜の直売所や足湯施設などの準備も進めている。

 ふれあい牧場は今月中旬から試験的に営業しており、訪れて試飲した観光客にヤギ乳は好評だったという。ヤギを飼育してきた実行委メンバーの斉藤民雄さん(70)は「多くの人が訪れる場所になってほしい」。中原さんは「開放的で非日常を体験できる空間にしたい」と話している。

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