滝のすぐ裏側から水の流れ落ちる様子を見ることができる雷滝=29日、高山村

滝のすぐ裏側から水の流れ落ちる様子を見ることができる雷滝=29日、高山村

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暑い夏忘れる滝のカーテン 高山・松川渓谷「雷滝」

信濃毎日新聞(2015年7月30日)

 上高井郡高山村の松川渓谷にある「雷滝(かみなりだき)」が、涼を求める人たちでにぎわっている。滝の裏側から豪快に流れ落ちる様子を楽しむことができ、29日も県内外の観光客がひっきりなしに訪れていた。

 雷滝は山田温泉から3キロほど上流にあり、落差約30メートル、幅約5メートル。ひさし状に突き出した岩から、松川の水が白いしぶきを上げて流れ落ちる。滝の裏側に入ると、ひんやりとした空気に包まれ、滝のカーテンを間近に楽しめる。村教育委員会によると、雷鳴のようなごう音が名前の由来との説があり、「裏見(うらみ)の滝」とも呼ばれている。

 観光客らは滝の裏側から写真を撮ったり、大きく深呼吸をしたりしながら涼を楽しんでいた。横浜市から友人と訪れた会社員山口真衣さん(27)は「涼しくて気持ちいい。暑い夏を忘れさせてくれる」と喜んでいた。

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