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長岡戦災資料館 節目の年に来館者大幅増

新潟日報(2015年8月1日)

 長岡空襲の被害状況などを学べる「長岡戦災資料館」(長岡市城内町2)の来館者数が伸びている。6月、7月とも前年同月比で約500人増え、いずれも3割以上増えている。戦後70年の節目であり、戦争と平和への関心の高まりが背景にあるとみられる。

 資料館には、個人だけでなく、平和学習の生徒・児童、国際交流で来県した外国人らも訪れている。最近3カ年の来館者数は年1万8千人台で推移しており、2014年度は18686人だった。本年度は各月とも前年より増えており、4~7月は同期比で1494人増の7791人で、年間の来館者数は2万人を超える見通しだ。

 若木仁館長は「戦争や空襲体験者が年々少なくなっている中、『今しかない』との思いで体験者の語りを聞いたり、当時の状況を学んだりする人が増えているようだ」と分析。「節目のことしだけでなく、来年以降も戦争と平和への関心が薄れないように努めたい」と話している。

 開館時間は午前9時~午後6時。8月中は無休。入場無料。問い合わせは資料館、0258(36)3269。

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