オイルパステルを指でのばして描くチョークアートの展示が、福井県大野市元町の平成大野屋二階蔵で開かれている。黒いボードに鮮やかなグラデーションが浮かんだ、かわいらしい作品35点が並んでいる。7日まで。
チョークアート作家の柏倉晶代さん(40)=同市陽明町3丁目=が出品した。
柏倉さんは2年前に工房「もりのこりす」を立ち上げ、飲食店の看板や結婚式の記念ボードなど、幅広く手掛けている。カラーコーディネーター2級などの資格を独学で取得し、100色のオイルパステルから洗練された色彩感覚で描いている。
作品はウサギやカエル、イルカといった動物やカフェの看板風のもの、似顔絵など多彩。ふんわりとした雲に浮かぶ「天空の城」越前大野城の絵や、光沢のある外車の絵もあり、訪れた人の目を楽しませている。
柏倉さんは「見ると元気が出る作品を描きたいと思っている」と話していた。午前9時〜午後5時。入場無料。