第20回山代大田楽(山代温泉大田楽実行委員会主催、山代温泉観光協会、ACT.JT、北國新聞社共催)は2日、加賀市山代温泉の服部神社前特設会場で開幕した。華やかな衣装をまとった約160人が奈良時代の開湯伝説を描いた楽劇を熱演し、観客を魅了した。
女優の松坂慶子さんが3年ぶりに特別出演して、神に米と酒をささげる「笹女(ささめ)」を演じ、松坂さんの清めの舞で幕が開けた。地元の子どもたちが演じるわらべ番楽(ばんがく)や、開湯伝説にちなんだ烏剣舞(からすけんばい)、大人による湯がけ番楽、獅子舞などが次々と繰り広げられた。