田んぼに浮かび上がった「NANTOくん」の前で万歳をして祝う住民ら=南砺市高堀

田んぼに浮かび上がった「NANTOくん」の前で万歳をして祝う住民ら=南砺市高堀

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田んぼに「NANTOくん」現る

北日本新聞(2015年8月4日)

 南砺市高堀(福野)の田んぼに、色が異なる古代米やコシヒカリの稲によって市マスコットキャラクター「NANTO(なんと)くん」の図案が浮かび上がった。3日は住民が観賞する会があり、出来栄えを確かめた。

 田んぼに図案を浮かび上がらせる企画は、高堀自治会(浦嶋健一会長)が、従来からの住民と新興住宅地の住民の絆を強くすることを目的に行い、3年目。市協働のまちづくりモデル事業に採択され、住民は6月、赤、黄、白など稲の色が異なる古代米やコシヒカリの苗を約10アールの田に植えた。

 稲の成長に伴い見頃を迎えたため、観賞する会を開いた。子どもからお年寄りまで約20人が参加したほか、田中市長も駆け付けた。子どもたちは近くに設けられた観賞台に次々と上り、全体の仕上がりを確認。記念撮影では、全員で万歳をして成功を祝った。

 浦嶋会長は「住民の協力で最高の出来となった。作業を通し、みんなの結び付きが強まった」と話した。

 見頃は8月中旬まで。9月下旬に稲刈り体験会、12月下旬には収穫に感謝する「こどもクリスマス会」を開く。

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