上伊那農協(伊那市)と伊那市は、上伊那地方産のブルーベリーとリンゴのふじを使ったゼリーを共同開発し、8日に同地方で発売する。交流のある都内の老舗果物店「新宿高野」から紹介を受けた製菓会社に生産を委託。さっぱりした甘さとグミのような食感が特徴だ。猛暑が続く中、冷やしたり凍らしたりしてもおいしいとPRしている。
商品名は「果実ゼリー」で、「ブルーベリー」と「ふじりんご」の2種類。甘さを抑えつつ、果実感が増すように試行錯誤を重ねた。包装には、中央、南の両アルプスをイメージした山並みと市の花、桜をデザインした。
同農協と市が新宿高野本店で7月に開いた伊那市産ブルーベリーフェアで先行販売し、15日間で約500袋が売れたという。市農政課の担当者は「(生産から加工、販売まで手掛ける)6次産業化の一環でもあり、地元農産物のPRになれば」と期待する。
1袋130グラムで430円(税込み)。同農協の直売所、同農協が運営する上伊那のコンビニエンスストアなどで販売する。月間販売目標は各種類300袋で、販路を広げていくことも検討する。