仏殿を背景にした撮影に臨む中三川さんと黒政さん(中央)=瑞龍寺

仏殿を背景にした撮影に臨む中三川さんと黒政さん(中央)=瑞龍寺

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富山県内で結婚写真を

北日本新聞(2015年8月7日)

 結婚を控えた東京在住の2人が、結婚式に向けて記念写真集を作る「フォトウエディング」の舞台として富山を選んだ。6日は北陸新幹線で来県し、JR新高岡駅から「高岡大仏」「金屋町」「瑞龍寺」などを回って撮影した。撮影会を企画した西部トラベル(富山市太郎丸西町)の村田寛社長は「2人の門出を富山ならではの風景で祝いたい」と話す。

 西部トラベルは昨年6月、北陸新幹線開業を見据えて東京都内に支店を開設。フォトウエディングに注目し、都内のブライダル業界に富山での撮影を売り込んでいる。

 今回が同社が手掛ける1組目。中三川(なかみかわ)浩介さん(27)と黒政舞さん(27)で、共に都内の中学校で教諭を務める。文化財巡りが趣味で、国宝や世界遺産、古い町並みがある富山は「憧れの地」という。瑞龍寺(高岡市関本町)では国宝の山門や仏殿を背景に撮影。「芝生と建物の対比がきれい」と喜び、「撮りたいと思っていたイメージに高岡の風景が合う。仕上がりが楽しみ」と話した。

 この日は五箇山合掌造り集落も訪れた。衣装やメークはブライダルハウスひまわり(同市坂下町)が協力した。

 写真はアルバムにまとめられ、9月の結婚式で招待客に披露される。村田社長は「首都圏の人に富山を知ってもらう絶好の機会になる。ブライダル業界を切り口に県内の魅力を発信し、観光振興につなげたい」と意気込む。

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