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まちなかに風鈴通り 富山・千石町商店街と大手モール

北日本新聞(2015年8月8日)

 富山市の千石町通り商店街振興組合(窪田憲修理事長)と大手モール振興会(山口一弘会長)は、両通りを富山ガラス工房のスタッフが作った約80個の風鈴で彩る「おおて・せんごく風鈴ストリート」を開催している。22日に両商店街に近い同市西町に富山市ガラス美術館がオープンすることから企画。今後は通りの店でガラス作品の展示も始める予定で、店主らは「気軽に見に来てほしい」とPRしている。 

 中心となって企画したのは、千石町通りのギャラリー「アートスペースカワモト」の河本直子さん。ガラス美術館が市中心部の観光の目玉となることを期待し、地元商店街で応援しようと提案。隣接する大手モールにも声を掛け、合同イベントとして取り組むことになった。

 さらに「ガラス美術館を訪れた人たちに街にも出てもらい、中心市街地の回遊性を高めたい」と、開館する22日から両通りの17店で県内外のガラス作家の作品を展示するほか、同美術館の入館券の半券を持って両通りを訪れると、商品を値引きするサービスなども行う。

 風鈴は各店の軒先に下げられており、歩くとあちこちから涼やかな音が鳴り響き、訪れる客に好評だ。河本さんは「両商店街がお金を出し合って買った大事な風鈴なので、他のイベントにも活用し街を盛り上げていきたい」と意気込んでいる。各店でのガラス作品展示と半券サービス、通りの風鈴展示は、いずれも9月6日まで行う。

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