加賀森田流南京玉すだれ（金沢市）は１１日、同市のひがし茶屋街で初の路上公演を行った。初代宗家の森田正一さん（７７）らメンバー７人が鼓門や尾山神社の神門などを玉すだれで表現し、観光客に金沢の名所を伝えた。

　路上公演が始まると、観光客が続々と集まり、演目「北陸新幹線玉すだれ」で浅野川大橋などを紹介する技が決まると拍手が送られた。２代目宗家の西田健吾さん（２１）の指導で、観光客が兼六園の枝垂（しだ）れ桜や犀川の釣りざおなどの技を体験した。