若狭町の農事組合法人「名水うりわり農園」が同町天徳寺の水田で取り組んだ田んぼアートが見頃を迎えた。農園のシンボルマークや文字がくっきりと浮かび上がっている。
同農園は天徳寺区の生産者らでつくり、「瓜割の滝」の水を使った環境に優しい農業に取り組んでいる。名水で作ったおいしいコメを広くPRしようと、初めて田んぼアートに挑戦した。
組合員は5月中旬に田植えを行った。6アールほどの水田に古代米やもち米など4種類を使い、「米」をモチーフにした同農園のマークと「うりわり」の文字を表現した。
近くにはJR小浜線が通り、車窓からも田んぼアートが眺められるという。担当者は「収量は少ないが、とてもおいしいコメを、多くの人に知ってもらえれば」と話している。
稲は9月初旬に刈り取る予定。