体をぶつけ合いながら舞う踊り手たち=13日午後9時4分、阿南町和合の林松寺

体をぶつけ合いながら舞う踊り手たち=13日午後9時4分、阿南町和合の林松寺

長野県 伊那路 祭り・催し

威勢良く「和合の念仏踊り」、阿南町で始まる

信濃毎日新聞(2015年8月14日)

 下伊那郡阿南町和合に約300年前から伝わる「和合の念仏踊り」(国重要無形民俗文化財)が13日夜、始まった。先祖の霊を迎えて豊作を祈る伝統行事で、静かな山あいで16日まで毎晩、太鼓や笛の音を響かせながら踊る。

 この日は雨となり、屋外での踊りはせず、林松寺本堂を会場に午後9時前に始まった。厳かな雰囲気の中、かさをかぶった男性らが輪をつくって一回りした後、勢いの良い踊りに一転。棒を手にした「ヒッチキ」と呼ばれる2人1組の踊り手が跳びはねるように舞った。

 保存会長の平松三武さん(69)=阿南町和合=によると、近年はIターンで和合に移り住んだ人の参加が増え、今年の踊りの担い手は例年より10人ほど多い約40人。一昨年に和合に移住した農業の楠木宏寿さん(36)=東京出身=は「何か地域に貢献したい」と、伝統の踊りの担い手に加わっていた。

 平松さんは「人数も増えて踊りがにぎやかになった。ありがたい」と喜んでいた。

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