ピオさん(左)の指導で完成が近づく巨大人形の頭部。手前は骸骨の手=南砺市福野文化創造センター

ピオさん(左)の指導で完成が近づく巨大人形の頭部。手前は骸骨の手=南砺市福野文化創造センター

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巨大人形新たに2体 福野スキヤキ

北日本新聞(2015年8月15日)

 南砺市福野地域で21~23日に開かれるワールドミュージックの祭典「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2015」(北日本新聞社共催)で、ステージやパレードの盛り上げ役となる巨大人形が新たに2体加わり、計3体となる。国際色豊かな音楽と多彩な人形とのコラボレーションで、「スキヤキ」の魅力が一層高まる。

 「スキヤキ」の巨大人形は昨年初めての取り組みとして、モザンビークのアーティストからワークショップ受講者が作り方を学びながら、仕上げた。高さ約4メートルの女性像で、空洞の下半身部分に人が入り、両腕に付けた棒を動かしながら操る。

 新たに作る2体は、「スキヤキ」コンサートで背景描写を担当するメキシコのアーティスト、アルトゥロ・ロペス・ピオさんがデザインを考案し、ジャガーと骸骨とした。

 ジャガーは、口を横に大きく開け、表情に愛嬌(あいきょう)がある。骸骨も額にハート模様が入るなどユニークだ。

 ジャガーはメキシコで古くから、強さなどの象徴として親しまれており、そうした文化的背景を「スキヤキ」来場者に感じ取ってほしいという願いも込められている。

 作業は昨年の経験者ら十数人を中心に進め、和紙を貼り合わせて、頭部や骸骨の手などを作っている。

 21日に市園芸植物園で行われるオープニングステージ、22日のJR福野駅前通りのパレードに登場する。

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