諏訪湖の夏を飾る第67回諏訪湖祭湖上花火大会は15日夜、諏訪市の湖畔で開いた。一昨年は雨で中止、昨年も雨に見舞われたが、今年は好天。全国の花火大会でも最大規模という約4万発が打ち上がり、豪快な光の演出や周囲の山々にこだまする音響が見物客を魅了した。
午後7時、金子ゆかり市長の掛け声に合わせ、湖畔を埋めた見物客のカウントダウンで開幕。10号早打ちの競技花火や諏訪湖名物の水上スターマインなどが夜空を華やかに彩った。今年は尺玉(直径約30センチ)の連発も4年ぶりにお目見えし、直径約300メートルという大輪の花が次々と開き、会場を沸かせた。
諏訪市などでつくる実行委員会によると、見物客は約50万人。毎年訪れているという松本市征矢野の主婦有賀真紀さん(57)は「最近はなかったほどの最高の花火が見られた」と喜んでいた。