渓流のせせらぎを楽しみながらゆったりできる燕温泉の野天風呂「河原の湯」=妙高市

渓流のせせらぎを楽しみながらゆったりできる燕温泉の野天風呂「河原の湯」=妙高市

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[夏休みローカル線の旅]燕温泉(妙高市) 秘湯疲れた体に染みる

新潟日報(2015年8月17日)

 妙高といえば温泉の名所。夏の暑い日こそ熱い温泉でさっぱりしたい。妙高市燕温泉の野天風呂「河原の湯」と「黄金の湯」を関山駅から目指した。

 どうせならたっぷりと汗をかこう。トレッキングも組み合わせ秘湯に向かう。関山駅からバスで10分。国立妙高青少年自然の家のバス停に到着した。ここから関温泉まではハイキングコースがあり、先は県道で燕温泉までつながっている。自然の家を利用する子どもたちもよく使うコース。なまった体でも何とかなりそう。

 自然の家の伊野亘所長から「水分をしっかり取ることと、突然の雷雨にも注意が必要。天候が悪くなったらすぐ避難して」とアドバイスを受けて出発。この日の妙高市の最高気温は35度ほどだが、ブナやスギの木陰は思ったより涼しい。

 しかし、快調に進んだのは最初だけ。坂道が続き徐々に足が重くなり、首にかけたタオルはびっしょり。出発から3時間、燕温泉の旅館街を抜け登山道を少し入り何とか「河原の湯」に到着した。標高約1200メートル、岩に囲まれた野趣満点の湯にざぶんと飛び込んだ。耳を澄ませば渓流のせせらぎが聞こえる。湯の花が大量に浮かび、乾いた肌に温泉のエキスが染み込んでいくようで気持ちいい。続いて歩いて10分ほどの「黄金の湯」へ。野天風呂のはしごだ。燕温泉は硫黄泉でリウマチや痛風、擦り傷などに効くという。筋肉痛や靴擦れにも効きそうだ。

 温泉街の食堂に立ち寄り、天ぷらそばの大盛りを頼んだ。丼いっぱいのまさに山盛り。経営者の加藤敏男さん(68)は「うちに来るのは妙高山を登った人が多いから量は多いよ」。満腹になった。動きたくない。燕温泉には旅館の日帰り入浴や無料の足湯もあり、のんびり楽しめる。湯上がりの火照った肌に、高原のひんやりとした風が心地いい。

 3月に北陸新幹線が開業したが、地元の観光関係者によると「効果はまだまだ」とか。PR次第ではもっと人を呼び込めるかも、と感じながら午後5時前、帰りのバスに乗車。3時間かけて歩いた道のりがあっという間に車窓の後ろに消えていった。次はバスで来ようかな。

【メモ】関山駅から燕温泉までは頸南バスの周遊バス「ぶらっと妙高号」が11月8日まで毎日2往復運行。乗り降り自由で1日大人500円。子ども300円。市営バスも平日7往復、休日6往復運行。片道大人500円。子ども250円。問い合わせは頸南バス、0255(72)3139。妙高市環境生活課、0255(74)0032。

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