小諸市の小諸高原美術館・白鳥映雪館で9月6日まで、同市にアトリエを構える昆虫写真家海野和男さん(68)の写真展が開かれている。カマキリやチョウなど、さまざまな昆虫を捉えた約60点が展示され、訪れた人は興味津々で見入っている。
写真展は毎年同館で開催しており、3年目。小諸市のほか、マレーシアやカメルーンなど熱帯雨林で撮影した写真で、葉に擬態したコノハムシや威嚇しているカマキリの写真などが目を引く。チョウが飛ぶ様子を撮影したスローモーション映像などもある。
「普段の姿と怒っている時の姿が違ったり、木や葉に擬態したりと、昆虫にはたくさんの魅力がある」と海野さん。神奈川県藤沢市から訪れた小学3年生の山崎和偲(かずし)君(8)は「小さいチョウの卵を、大きな写真で見るとすごい」と話していた。
午前9時〜午後5時。月曜休館。大人500円、高校生以下無料。問い合わせは小諸高原美術館・白鳥映雪館(電話0267・26・2070)へ。