歌や踊りなどの得意分野を生かして富山を発信するモデルを撮影する谷端さん(左)=富山市総曲輪

歌や踊りなどの得意分野を生かして富山を発信するモデルを撮影する谷端さん(左)=富山市総曲輪

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"富山女子"が古里発信 トヤマ・ガールズ・チューブ

北日本新聞(2015年8月19日)

 県内のさまざまな分野の若い女性が自らモデルを務め、インターネット動画などで県内の好きな場所や話題を伝える取り組み「トヤマ・ガールズ・チューブ(TGT)」が有志によって行われている。100人のモデルの参加を目指しており、"富山女子"の感性を生かし、古里の魅力を広く発信する。

 富山市出身の看護師、谷端成美さん(23)=東京=らでつくる実行委員会が実施。谷端さんは一昨年から、若者に政治への関心を持ってもらおうと「理想の富山」を聞いてインターネットで紹介する活動をしてきた。集めた声の中に「若者が発信する場が富山に少ない」という意見があったためTGTを企画。若者チャレンジ事業として県の助成を受けた。

 これまでに、ダンサーや医学大生ら20人が参加。インターネット交流サイト「フェイスブック」や動画サイト「ユーチューブ」のTGTのページに掲載するほか、各自のツィッターなどで拡散する。

 モデルはそれぞれの得意分野を生かして発信。射水市の非公認萌えキャラクター「イミズちゃん」を考案したパフォーマー、小村れいさん(22)=同市=は、海王丸パークに練習船3隻が勢ぞろいしたことなどを紹介。北陸新幹線開業に向けたPRに関わった滑川市の会社員、有志みゆきさん(27)は、開業後も継続して富山を盛り上げようと、得意のよさこいを富山駅前で踊った動画を載せている。

 今後はモデル同士が連携した活動も行い、富山女子の発信力を高める。11月にはモデルが一堂に会するイベントを富山市中心部で行い、歌やダンスの発表やトークを繰り広げる。谷端さんは「人の魅力を通じて富山を発信したい」と話している。

 活動はフェイスブックの「TOYAMA GIRLS Tube」ページで紹介している。

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