キューピットバレイを目指して国道を走る記者。沿道にさまざまな花が咲いていた=上越市安塚区

キューピットバレイを目指して国道を走る記者。沿道にさまざまな花が咲いていた=上越市安塚区

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[夏休みローカル線の旅]安塚区(上越市) 花、雪室の涼に癒やされ

新潟日報(2015年8月20日)

 走ることが好きな人が最近増えている。走る目的や走力に違いはあっても、緑豊かなコースを駆ける楽しみはランナー共通だ。駅からの2次交通が乏しいなら、走ってしまえばいい! ということで、ほくほく線を使って東頸城の山あいを走る旅へと出掛けた。

 目的地は虫川大杉駅(上越市浦川原区)から南に約14キロ離れた安塚区のスキー場・キューピットバレイ。標高460メートルにあり、雪で冷房する「雪室コンビニ」や温泉施設を楽しめる。

 8月上旬、熱中症対策のスポーツドリンクと水、着替えを入れたリュックサックを担ぎ、午前10時すぎに駅を出発した。気温は既に31度。すぐに玉の汗が噴き出した。

 道路脇には、たくさんのサルビアやマリーゴールドの花が植えられていた。夏の田んぼの緑色をバックに、花の赤やオレンジ、黄色が映える。「いいコースだ」と直感した。

 安塚区の集落を縫うように8キロほど進む。疲れが出始めたころ、道の駅「雪のふるさとやすづか」に着いた。「自転車の人が休憩でよく来ますよ」と教えてくれたのは物産館の増野いつ子さん。ただ「走ってくる人はほとんどいませんね」とも。休憩がてら、地元産のヒトクチマクワを使ったジェラートを食べた。さっぱりした甘さがうれしい。

 元気を取り戻して再スタートしたものの、ゴールが近づくにつれて勾配がきつくなる。距離も10キロを超え、脚が重い。こうなると無心だ。曲がりくねった道をひたすら上ると、ようやくスキー場の建物が目に入った。スタートから1時間49分でのゴールに達成感が湧いた。

 呼吸が落ち着くと、まずは雪室コンビニへ。係の人に「たっぷり涼んでください」と促されて入ると、室温2度の"極楽"の世界が広がった。雪に触れるので、観光客や親子連れも大喜びしていた。次に向かった温泉の大浴場では、湯につかると全身の疲労が足先から抜けるようだった。

 昼食を温泉施設内のレストランで取った後は休憩所で休み、帰りはバスを乗り継いで駅前に戻った。バスの車窓から里山の風景を眺め、あらためて「タフだけど、いいランコース」と実感した。

【メモ】虫川大杉駅からキューピットバレイまでは車で20分。東頸バスと市営バスを乗り継ぐと最寄りの須川バス停まで行ける。バス停からは徒歩で15分ほど。温泉施設の入場料は大人550円。問い合わせはキューピットバレイ、025(593)2041。

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