オペラ「ベアトリスとベネディクト」の通し稽古

オペラ「ベアトリスとベネディクト」の通し稽古

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ローズさん指揮SKO、オペラと通し稽古 24日にOMF初回公演

信濃毎日新聞(2015年8月21日)

 松本市で開催中のセイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)で、オペラ「ベアトリスとベネディクト」の通し稽古が20日、まつもと市民芸術館で運営スタッフやボランティアらに公開された。米国ボストンの指揮者ギル・ローズさん(50)が指揮をし、サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)と歌手らが一体となった音楽を披露した。

 オペラはシェークスピアの喜劇「空騒ぎ」が原作で、男女の恋愛模様を描き出す。歌手たちは19世紀の建築をイメージした舞台上で熱演。ガラス天井には、登場人物の心情を表現するように空の映像が投影された。ローズさんは強弱を付けて指揮し、SKOも繊細な演奏を展開した。

 鑑賞した音大生の杉山紀子さん(20)=松本市出身、埼玉県在住=は「歌声の響きがきれい。指揮者とオーケストラの強い信頼関係も感じた」。自身も9月上旬の子ども向け公演に合唱団員として出演する予定で「精いっぱい歌いたい」と張り切っていた。

 オペラの本公演は24、27、29日。総監督の小澤征爾さん(79)は、腰のけがで指揮を降板した。チケットは事前販売分が売り切れたが、当日は立ち見席(2千円)がある。

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