県内では6年ぶりに公開された洛中洛外図屏風=高岡市美術館

県内では6年ぶりに公開された洛中洛外図屏風=高岡市美術館

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洛中洛外図屏風6年ぶり公開 高岡市美術館

北日本新聞(2015年8月22日)

 高岡市美術館で開かれている企画展「コレクションのチカラ」で20日、勝興寺(同市伏木古国府)が所蔵する国の重要文化財「洛中洛外図屏風(らくちゅうらくがいずびょうぶ)」の展示が始まった。県内での公開は6年ぶり。二条城や金閣寺などの名所が描かれ、江戸時代の京都の様子がうかがえる。30日まで。

 六曲一双の作品で、二条城が描かれた一双屏風としては最も古い。ことし4~5月に京都国立博物館で展示されたが、県内では2009年に高岡市美術館で公開されて以来となる。

 屏風の画像を取り込んだタブレット端末も用意し、北野天満宮や三十三間堂の位置を画面上で分かりやすく紹介している。

 昨年、妙傳寺(みょうでんじ)(同市大町)で発見された長谷川等伯の養父、宗清(むねきよ)の仏画「日蓮聖人像」も展示されている。

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