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上高地線に「あんしん電車」 案内係同乗、9月から試行

信濃毎日新聞(2015年8月25日)

 アルピコ交通(松本市)は9月からの火、金曜日に、松本市の上高地線松本―新島々間の一部列車で、料金精算や乗り換え案内をするアテンダント(案内係)を同乗させる。高齢者や観光客らの利便性を高める目的で、「あんしん電車」と名付けて来年3月まで試験的に運行。「利用者の評価を基に本格的な導入も検討したい」としている。

 上高地線は、北アルプス上高地に向かう登山客や周辺住民の利用が多い。同社によると、1986(昭和61)年に車掌が乗らないワンマン運行に切り替え、無人駅から乗車した客の精算や、乗り換え案内は運転士が対応してきた。

 高齢化が進む一方で、同社は「元気なお年寄りも増えている」と強調。利用を増やす上で、車内での精算などに一定の時間が必要になるワンマン電車への乗車が敬遠されないよう、アテンダントの試行を決めたという。

 アテンダントは、祝日を除く火、金曜日に、午前9時19分新島々発から午後1時28分松本発までのうち上下各3本で同乗する。松本地域シルバー人材センター(松本市)に委託し、JRのOBや沿線をよく知る住民らに担当してもらう予定だ。

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