解体された彫刻が燃える様子を見つめる来場者=閑乗寺公園

解体された彫刻が燃える様子を見つめる来場者=閑乗寺公園

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彫刻の最期、明るく見届け 井波で「炎の祭典」

北日本新聞(2015年8月30日)

 南砺市井波地域で開催中の第7回「南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ」に合わせ、過去のキャンプで制作された作品をたき上げる「チルアウト・イン閑乗寺 祈り・炎の祭典」が29日、同地域の閑乗寺公園で開かれた。参加者が屋外展示で市民を楽しませてきた作品の"最期"を見届けた。

 炎の祭典は、閑乗寺公園を管理する閑乗寺そよ風の会や、閑乗寺つつじの会などでつくる実行委員会(楠則夫委員長)が企画。1991年から4年ごとに開かれてきた木彫刻キャンプでは、第6回までに約120点の彫刻が制作され公共施設や公園に展示されてきた。同公園などに設置された8点が老朽化したことから、安全確保のために撤去してたき上げることにした。

 神事があり、地元の井波八幡宮で起こされた火でかがり火がたかれた。井波彫刻協同組合員や井波美術協会員、一般来場者がかがり火をたいまつに移し、解体された彫刻に火を付けた。参加者は作品への感謝の気持ちを込め、立ち上る火の粉を見つめていた。

 点火の前後にはブラスバンドや和太鼓、エレキバンドのステージが繰り広げられ、明るい雰囲気の中で作品を見送った。

 木彫刻キャンプ会場の井波別院瑞泉寺には29日も多くの人が訪れ、出そろった17作品をじっくりと鑑賞した。キャンプは30日に同寺で閉会式を行い、幕を閉じる。

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