神通川のアユの「コロコロ釣り」が1日解禁された。富山市の富山大橋や婦中大橋周辺には早朝から愛好者が繰り出し、大物を狙ってさおを並べた。
コロコロ釣りは、上流の水温が下がり、産卵のため下流に来るアユを狙う漁法。愛好者たちは、重りの先に7~8本の針を付け、さおを巧みに操りながら川底のアユを引っ掛けるように釣っていた。
午前6時前から釣り始めた同市藤木の会社員、井口義政さん(62)は3時間ほどで15匹の釣果。「数は少なめだけど25~27センチの大型のアユも交じる。一日釣りざんまいを楽しみたい」と話した。同市西中野の会社役員、原正夫さん(65)は1時間半ほどで18~24センチのアユを5匹釣り、「晩酌のつまみを調達できた」と笑顔を見せた。