「道の駅あおき」の店頭に並んだパック入りのマツタケ(手前)

「道の駅あおき」の店頭に並んだパック入りのマツタケ(手前)

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秋告げるマツタケ初出荷 青木の直売所に並ぶ

信濃毎日新聞(2015年9月2日)

 小県郡青木村村松にある「道の駅あおき」の農産物直売所で1日、今年初めてマツタケが並んだ。同村奈良本や上田市武石で採れたマツタケで、同直売所では初出荷となる。この日、1〜2本が入った4パックのマツタケが1パック6千円〜3500円(税込み)で売り場に置かれ、昼ごろには売り切れた。

 同村奈良本の堀内順一さん(65)は、早朝に地元で採った約120グラムのマツタケを1本出荷した。「お盆すぎから続いた雨のおかげで、弾力のある良い出来になった」と話した。道の駅運営組合長の林寛夫さん(70)は「初出荷にしては良い物がそろった」と満足そうだった。直売所の昨年の初出荷は4日で、本格出荷は7日以降になるという。

 この日、ハナイグチも初出荷。買い物に訪れた50代の男性は「機会があれば買ってみたい」と話していた。

 上田市秋和の長野県連合青果の市場では、午前7時からマツタケの初競りがあった。上田支社長の永井一嘉さん(57)によると、長野市産の5本入りマツタケ1パックが開始直後に5千円(税別)で競り落とされたという。永井さんは「過去2年が豊作だったので今年は心配していたが、現在は土が湿っていて生育するには良い状態」と今後に期待していた。

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