完成したばかりの特急北越クハなど鉄道アートがシャッターに描かれている新津新光商店街=3日、新潟市秋葉区

完成したばかりの特急北越クハなど鉄道アートがシャッターに描かれている新津新光商店街=3日、新潟市秋葉区

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新津の商店街 シャッターアート3年目 鉄道の街並み着々 SL、新幹線...計7種に

新潟日報(2015年9月4日)

 新潟市秋葉区の新津新光商店街で、店頭のシャッターに鉄道車両を描く事業が進んでいる。事業は3年目で、これまでに蒸気機関車や国鉄色の特急車両など7種の絵が完成した。今後も絵を増やしていく予定で、商店街に「鉄道の街・新津」をアピールする景観ができつつある。

 商店街を訪れる人が鉄道の街を実感できる街並みにしようと「シャッターアート事業」として、2013年から進めている。営業中の店舗と空き店舗の両方のシャッターにペンキで描いている。絵の制作は毎年夏から秋にかけ、新潟薬科大学や新津工業高校の学生・生徒らを中心とするボランティアが担う。

 主に描かれているのは新津を始めとする本県にゆかりのある車両だ。これまでに蒸気機関車のC-57やばんえつ物語号の展望車両などが登場。いずれも全長5メートル前後の細密画で、新津の名物や店主の似顔絵なども隠し絵として入っている。

 ことしは8月までに特急いなほと北越の2種が完成した。9月は寝台特急トワイライトエクスプレスに取り組み、月内に完成する予定だ。絵の制作中に飛び入り参加して描いていく買い物客もいるなど、地域を挙げた活動にもなっている。

 新津新光商店街協同組合は「目で見て鉄道の街ということが分かるようになってきた。さらに絵を増やしたい」と話している。

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