棟方志功作品を並べた新常設展示室で学芸員の作品解説を聴く大勢の来館者=南砺市福光美術館

棟方志功作品を並べた新常設展示室で学芸員の作品解説を聴く大勢の来館者=南砺市福光美術館

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新常設展示室オープン 福光美術館

北日本新聞(2015年9月6日)

 南砺市福光美術館に増築された新常設展示室が5日、オープンした。従来の約2倍の広さになり、福光に疎開していた世界的な板画(はんが)家、棟方志功と華麗な花鳥画で知られる福光出身の日本画家、石崎光瑤(こうよう)の作品展示が大幅に充実した。同日は無料開放され、学芸員の作品解説は大勢の人でにぎわった。

 福光美術館は棟方作品259点、石崎作品663点を収蔵。新常設展示室は棟方用(177平方メートル)と石崎用(178平方メートル)の2室設け、それぞれの大作を複数同時に展示することが可能になった。

 棟方作品は板画、倭画(やまとが)、書など約20点を展示。昭和初期から福光時代、晩年までの傑作をそろえ、表現の変容が見て取れる。板画は「二菩薩釈迦十大弟子」(1939年、六曲一双屏風(びょうぶ))、「歓喜頌(しょう)」(53年、額装、縦120センチ、横316センチ)などの大作が目を引く。石崎作品は約15点を飾り、第1回帝展特選作「燦雨(さんう)」(19年、六曲一双屏風)、高さ2・5メートル超の「寂光」(29年、二曲一隻屏風)などが展示室を彩る。いずれも年3~4回展示替えしていく。

 オープニングの式典で、田中市長と今月就任した片岸昭二館長があいさつ。山田勉市議会議長が祝辞を述べた。同美術館発展に尽力した佐々木光三初代館長と7月に亡くなった奥野達夫前館長の妻、勝代さんに感謝状が贈られた。

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