運び上げたれんがを石室内に積む参加者

運び上げたれんがを石室内に積む参加者

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中アで「西駒んボッカ」 原型の石室築100年、思い積み重ね

信濃毎日新聞(2015年9月7日)

 中央アルプス将棊頭(しょうぎがしら)山(2730メートル)直下に伊那市が所有する西駒山荘にれんがを運ぶレース、第3回「中央アルプス西駒んボッカ」が6日、開かれた。山荘の原型となった石室(いしむろ)の築100年に当たる今年は約200人が参加。重さ約2・5キロのれんがを1個ずつ背負い、それぞれのペースで山荘を目指した。

 午前6時半、同市鳩吹(はとぶき)公園を出発。曇り空の下、桂小場(かつらこば)登山口経由で標高差1750メートル、11・6キロを登った。山荘では、れんがに油性ペンで自分の名前や日付、「還暦記念」「ヤッター!!夢は叶(かな)う」などとメッセージを書き、石室の隅に積んだ。昨年までに約250個のれんがが運ばれ、石室の床に敷いてある。

 初参加の星直樹さん(55)=木祖村=は、れんがの重さは気にならなかったといい「歩きやすい登山道だった」。妻の梓さん(52)は「5日の前夜祭が楽しかった。アットホームな大会」と話した。

 山岳関係者らでつくる「西駒こまくさ会」が主催。今年は初めて、鳩吹公園や周辺でツリークライミングやスラックライン、昆虫観察、小学生対象のトレイルランニングレースなどを行った。

 山荘の石室は、1913(大正2)年8月に暴風雨に遭い11人が死亡した中箕輪尋常高等小学校(現箕輪町箕輪中学校)の集団遭難を教訓に、15年に地元住民らが建てた。

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