来年1月からのNHK大河ドラマ「真田丸」放送開始で上田に注目が集まるのを機に地元農産物のPRを進めようと、信州うえだ農協(本所・上田市)は新しいオリジナルキャラクター「真田のぼるくん」の着ぐるみを作り9日、披露した。今後、各地のイベント会場などで上田・小県地域のアピールに役立てる。
同農協にはこれまで「上小地域を上昇させよう」との思いを込めたキャラクター「のぼるくん」があった。大河ドラマ放送決定を受け、主人公の戦国武将、真田信繁(幸村)の甲冑(かっちゅう)「赤備え」と鹿の角が付いたかぶとを身にまとったデザインを考案。キャラクター名にも大河ドラマを連想する「真田」を付けた。
9日、同市国分のスーパーに初登場した「真田のぼるくん」の着ぐるみは早速、来店客らと触れ合った。同農協の芳坂(ほうさか)栄一組合長は「市民や行政と一緒にイベントに参加し、古里・上田の安心、安全な農畜産物をPRしたい」と述べた。