中央タクシー本社で、講師の女性から客とのやりとりに関する英会話を学ぶ乗務員=長野市

中央タクシー本社で、講師の女性から客とのやりとりに関する英会話を学ぶ乗務員=長野市

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タクシー会社、英会話に磨き 増える外国人観光客に対応

信濃毎日新聞(2015年9月11日)

 県内のタクシー会社で、外国人観光客の増加に対応して英会話研修などを進める動きが出ている。中央タクシー(長野市)は、成田・羽田空港などと県内各地を結ぶ乗り合い制の「空港便」が外国人スキー客らに好調で、空港便の乗務員を対象にした研修を初めて実施。アルピコタクシー(松本市)も乗務員が乗客との会話を学ぶ「タクシー英会話教室」を昨年から開いている。

 中央タクシーは今月8、9日、空港便の乗務員約20人を対象にした英会話研修を長野市内の本社で開いた。空港で乗客を乗せ、目的地に到着するまでの会話を場面ごとに想定し、女性講師が英文を紹介。「トイレ休憩は15分です」「寒かったら毛布を使ってください」といった文章を発音の仕方とともに指導した。

 同社の空港便はジャンボタクシーを使い、スキーやスノーボードも積み込めることから人気が高い。宇都宮司社長によると、昨冬のスキーシーズンは1日平均約100人の外国人が空港便を利用したといい、今季は事前に予約決済できる英語のホームページも開設予定だ。

 アルピコタクシーは、「どこに行きますか」「忘れ物はありませんか」といった会話を英語、韓国語、中国語で表記し、乗務員が指さしで使える「会話シート」を県内全域で運行する約450台全てに配布した。

 昨年7月以降、希望する乗務員を対象にした英会話教室も実施し、乗務員は松本市内の英会話教室に通って学んだ。今後は上級者向け英会話教室や中国語研修も計画している。同社の担当者は「2020年東京五輪も見据え、乗務員は外国語会話への抵抗感を無くしてほしい」とする。

 一方、諏訪市や飯田市など全国にグループのタクシー会社がある第一交通産業(北九州市)も、乗務員と外国人客の会話をコールセンターが通訳する「同時通訳サービス」を11年に全国で導入。乗務員が電話すると会話を通訳してもらうことができる仕組みで、英語、韓国語、中国語、タイ語の4カ国語に対応している。

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