飯山市の信州いいやま観光局の働き掛けで、富山県に営業所がある旅行会社が9月下旬まで、北陸新幹線(長野経由)飯山駅周辺を巡る日帰りツアーを開いている。今月末までの約1カ月間に石川、富山両県の900人余が訪れる予定だという。
飯山駅で降りた観光客は大型バスに乗り換え、市内の果樹園でブドウ狩りを楽しんだり、観光ガイドの案内で市内の寺や菓子店を回ったりしている。新高岡駅(富山県高岡市)から乗車した男性は、「新幹線で1時間。(新幹線延伸で)長野県が身近になった」と話していた。
観光局職員が駅改札前でツアー客を歓迎し、昼食時に飯山地方を紹介するパンフレットを配っている。観光局の清水公一さん(42)は「良い思い出をつくってもらい、また飯山を訪れてほしい」。今後も北陸地方からの誘客に努めたいとしている。