陶芸や絵画、茶器など北大路魯山人の多彩な美術品が展示され来場者を魅了している=高岡市美術館

陶芸や絵画、茶器など北大路魯山人の多彩な美術品が展示され来場者を魅了している=高岡市美術館

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「魯山人の宇宙展」が開幕 高岡市美術館

北日本新聞(2015年9月12日)

陶芸や書など多彩な芸術分野で才能を発揮した北大路魯山人(ろさんじん)の陶芸作品を紹介する企画展「魯山人の宇宙-魂を刳(えぐ)る美が欲しい-」の開会式が11日、高岡市美術館で行われた。米国から里帰りしたコレクションを中心に食器など約90点を展示し、美食家としても知られる魯山人のもてなしの美学を伝える。12日から10月18日まで一般公開する。北陸新幹線開業・新高岡市誕生10周年記念企画。同美術館、北日本新聞社主催。

 交友があった米国のジャーナリストの収集品を基にした「カワシマ・コレクション」を核とする笠間日動美術館(茨城県笠間市)蔵の作品を展示。備前、織部、染付など多彩な技法による独創的な鉢や長皿、土瓶、花器などが並ぶ。同コレクションはほぼ未使用で、来場した笠間日動美術館の長谷川徳七館長は「当時のままのきれいな色を見ていただきたい」と話した。

 詩文をしたためた染付の電気スタンドや、竹とスズメを墨で描いたびょうぶなども展示。本人設計の茶室を再現したコーナーもあり、多方面から美を追究した魯山人のこだわりがうかがえる。

 富山市の陶芸家、金田比陶美さん(59)は「研ぎ澄まされた美がある。外側だけでなく、焼きものに対する姿勢がすごい」と感心していた。

 開会式で、高橋高岡市長と島北日本新聞社専務があいさつ。竹野県生活環境文化部次長、酒井立志市議会議長が祝辞を述べ、長谷川館長、村上隆高岡市美術館長らを加えた7人でテープカットした。

 12日は午後2時から学芸員によるギャラリートークがある。

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