伐採を終えた「本宮一之御柱」(右)の横で万歳をして祝う氏子たち=16日、辰野町の横川国有林

伐採を終えた「本宮一之御柱」(右)の横で万歳をして祝う氏子たち=16日、辰野町の横川国有林

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厳かに、辰野で伐採スタート 諏訪大社上社の御柱用材

信濃毎日新聞(2015年9月17日)

 来春の諏訪大社御柱祭に向け、上社御柱用材のモミの伐採が16日、上伊那郡辰野町の横川国有林で始まった。伊那谷での伐採は初めて。現場が急傾斜地で、降雪期の搬出を避けるため、前回は祭りの直前だった伐採を前倒し。4日間に分け、初日は「本宮一」「本宮三」の2本を切った。

 大社の神職や氏子ら計100人超が参加。上社の本宮(諏訪市)と前宮(茅野市)に建てる御柱用材8本を回って神事をし、朱塗りの「神斧(かみよき)」を入れた。目通り(目の高さ)周囲3・35メートルと上社で最も太い本宮一では、斧や大のこぎりを使い慎重に作業。巨木がゆっくりと倒れると、山中に歓声が響いた。

 「本宮二」「前宮二」は24日、「本宮四」「前宮一」は28日、「前宮三」「前宮四」は10月5日に伐採する予定。

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