漫画「ドラえもん」「オバケのQ太郎」などで知られる漫画家、故藤子・F・不二雄(本名・藤本弘)さんの生誕80周年を記念した「藤子・F・不二雄展」(上田市などでつくる実行委員会主催)が16日、上田市天神の市文化・交流施設「サントミューゼ」内の市立美術館で始まった。原画93点のほか、愛用品などが展示されている。
原画は、勉強机の引き出しからドラえもんが登場する第1話のシーンなどがある。同館学芸員の中村美子さん(39)は「線の力強さや繊細なタッチにも注目して」と話す。トレードマークだったベレー帽や、1966(昭和41)年に上田城跡公園で撮影した藤子さんの写真もある。
藤子さんは96年に死去。中村さんによると、藤子さんは父親の転勤で小学生時代に1年間、上田市に住んでいた。
11月9日まで、9月22日と11月3日を除く火曜休館。当日券は大人1200円、小中高生700円。問い合わせは市立美術館(電話0268・27・2300)へ。