オープニングセレモニーが行われた吉ケ平自然体感の郷=12日、三条市

オープニングセレモニーが行われた吉ケ平自然体感の郷=12日、三条市

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吉ケ平 「自然体感の郷」オープン キャンプ、釣り楽しんで 三条

新潟日報(2015年9月17日)


 三条市下田地区と福島県を結ぶ旧街道「八十里越」の玄関口としてかつて栄えた旧吉ケ平集落で、キャンプや釣りなどを楽しめる観光拠点施設「吉ケ平自然体感の郷」が完成し、12日にオープニングイベントが開かれた。集落出身者ら約100人が参加し、かつての分校の面影を残した施設を感慨深げに見守った。

 旧吉ケ平集落は、過疎化に伴って1970年に住民が集団離村した。旧吉ケ平分校の校舎が「吉ケ平山荘」として登山客らに親しまれてきたが、老朽化したため取り壊し、市が新たな山荘を中心とした施設を約1億円かけて整備した。

 新たな吉ケ平山荘は木造2階建てで、市内産の杉材を一部に使用。畳の休憩室やトイレ、緊急時の避難室などがある。電気は通っていないため、守門川の水力を使う小型発電設備を市内企業の共同体が設置した。

 屋外にはキャンプ場や釣り堀、芝生広場を備え、テントも貸し出す。また、守門川では五十嵐川漁業協同組合が吉ケ平フィッシングパークを運営している。

 式典では、国定勇人三条市長が「吉ケ平が持つ歴史的、地理的な価値観を次の世代にしっかり残さなければならない」とあいさつ。管理を委託された吉ケ平管理組合の鈴木貞男会長(65)は「吉ケ平は自然と食の豊かさが魅力。こうした形でふるさとを守ることができて有り難い」と話した。

 吉ケ平自然体感の郷の利用は原則11月15日まで。来年は6月1日からの予定。年間3500人の利用を見込んでいる。

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