オープンに向け畳の入れ替えなど改修が進む古民家=新発田市米倉

オープンに向け畳の入れ替えなど改修が進む古民家=新発田市米倉

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新発田・米倉 土間や漆黒の梁 古民家改修、観光拠点に 来月オープン

新潟日報(2015年9月18日)


 新発田市米倉地区で明治時代の古民家を改修して物販などのテナントを誘致し、地域活性化を目指すプロジェクトが進んでいる。所有者が取り壊す予定だった空き家を地域住民らが共同で購入。地域への誘客を進めるとともに、昔ながらの家屋を保存することで米倉地区の景観維持にもつなげたい考えだ。

 改修しているのは1881(明治14)年に建てられた築134年の古民家。豪農の館「東北民芸館」の向かいにあり、木造2階建て、延べ床面積は約300平方メートル。土間を上がると、広さ12畳半のいろりのある大広間があり、天井には長年いぶされ、漆黒になった太い梁(はり)が見える。部屋は座敷や板の間など1、2階合わせて七つ。かやぶき屋根にトタンを載せてはいるが、昔の風情を残す。

 地元の「ギャラリー&カフェ絵のある風景」のオーナー、肥田野隆三さん(64)ら新発田市内外の5人でつくる保存グループが資金を出し合い、今年5月に購入した。トイレの改修やエアコン設置、屋根のトタンの張り替えなどを行い、10月にオープンする予定だ。

 オープン時には2部屋を使い、藍染めのエプロン、法被などの小物を展示販売するテナントが1店入居する。保存グループではテナントのほか、語学やクラフト、押し花など古民家を会場にして各種教室を開催する人を募集している。

 米倉地区は、新発田から江戸に通じる「会津街道」沿いにある歴史深い地域。明治から大正時代にかけて建てられた古民家が8軒、空き家で残っている。

 肥田野さんは「古民家は地域の財産。風景の一部として残し、地域内外の人々が集まるような場所をつくりたい」と話す。最終的には、複数の空き家の古民家を改修してカフェやレストランなども誘致し、観光客が古民家を回遊できるようにしたいという。

 テナント申し込みなどの問い合わせはギャラリー&カフェ絵のある風景、0254(28)5952。

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