街を挙げて新郎新婦の門出を祝うイベント「射水ベイエリア・ウエディング」（北日本新聞社後援）が１９日、射水市新湊地域で催された。公募で選ばれた新郎、米田哲也さん（２５）＝同市本町（新湊）＝と新婦、下村かおりさん（２２）＝同＝は、海王丸パークや内川沿い、川の駅新湊で住民から祝福を受けて挙式。温かい雰囲気の人前式に、二人は「幸せな家庭を築いていきたい」と喜んだ。

　ベイエリア・ウエディングは、ＮＰＯ法人水辺のまち新湊などが中心になってつくる実行委が、射水市合併１０周年記念事業として企画した。

　新郎新婦は海王丸パークで挙式。大勢の住民や観光客らが見守る中、夏野市長が立会人を務め、指輪の交換や両家の水を混ぜて縁を深める「水合わせの儀」などを行った。

　その後は遊覧船に乗って内川を進み、川の駅新湊に移動。途中の橋では、新郎新婦の友人らが花びらをまいて祝福した。川の駅新湊では、新湊めでた保存会のメンバーが、地元で祝いの席に歌われる「めでた」でお出迎え。新湊中学校吹奏楽部も演奏を披露して花を添え、住民らは作った折り鶴を飾って祝った。

　新湊地域の住民に囲まれながら盛大な祝福を受けた二人は、門出にぴったりの晴れやかな表情を見せた。二人は「互いを思いやり、励まし合い、力を合わせていきたい」と笑顔を見せた。