茅野市の車山高原スキー場で21日、秋の大型連休「シルバーウイーク」に合わせ、リフトで諏訪市境の車山山頂(1925メートル)に登り、日の出や日の入りを見る催しがあった。冷え込みが厳しくなりつつある秋の山頂で日の出を見た観光客からは歓声が上がった。
リフト会社は営業開始を3時間半早め、午前5時から運行した。防寒着を着た観光客ら約100人がリフト2本を乗り継いでまだ薄暗い中、山頂へ。体を動かしたり、持参した毛布にくるまったりしながら日の出を待った。
午前6時前、水色や桃色に染まった雲に包まれた蓼科山(2531メートル)の上に太陽が顔を出すと、あちこちから感嘆の声が。太陽を背に写真を撮る人や「お日さま、おはよう」と喜ぶ子どももいた。
千葉県船橋市の会社員小松雄二さん(30)と同県柏市の会社員池上真理子さん(31)は「雲間から光が差す様子がきれい。良い一日になりそう」と話していた。
日の出、日の入り向けの運行は23日まで。頂上へ向かう最終便は午後5時半。有料(中学生以上1600円など)。問い合わせは車山高原観光協会(電話0266・68・2626)へ。