「大坂冬の陣」を描いたびょうぶのパネル

「大坂冬の陣」を描いたびょうぶのパネル

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上田で「幸村最期の戦」展 びょうぶ絵パネル紹介

信濃毎日新聞(2015年9月23日)

 上田市中央3の池波正太郎真田太平記館が、同市ゆかりの戦国大名・真田氏についての企画展「九度山から大坂の陣『幸村最期の戦(たたかい)』」を開いている。NHK大河ドラマ「真田丸」の放送を前に、真田氏への関心を高めてほしいと企画展を続けて開いており、今回は3回目。

 今回は、真田昌幸、信繁(幸村)親子が上田市から流され和歌山県九度山町で生活していた時代から、徳川家康が豊臣家を攻めた大坂冬の陣、夏の陣(1614、1615年)までにスポットを当てた。1611年に信繁の兄信之が、亡くなった父昌幸の葬儀について家康の側近本多正信に打診し、受け取った返書のレプリカのほか、大坂冬の陣、夏の陣を描いたびょうぶ絵を縮小して作成されたパネルを大阪城天守閣(大阪市)から借りて初めて展示した。

 22日に訪れた都内の学生滝原慧(けい)さん(23)は「手書きの書状から、書いた人の存在を感じた」と話していた。企画展を担当する同館の土屋郁子指導員(69)は「大きなびょうぶ絵を縮小してあるので、全体像を見てほしい」。同展は11月29日まで。

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