記者会見をして、演じる作品を説明した各劇団の代表者

記者会見をして、演じる作品を説明した各劇団の代表者

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「まつもと演劇祭」来月30日から 県内外10団体が計42公演

信濃毎日新聞(2015年9月23日)

 松本市を拠点に活動する劇団関係者らが10月30日~11月1日、市内で「まつもと演劇祭」を開く。地元住民に演劇に触れてもらおうと続けて20回目。「全国最大の地域演劇祭を目指す」と新たな目標を掲げ、県外など他地域の出演団体を増やした。実行委員会が22日、市内で記者会見を開き、各劇団の代表者が作品の魅力を紹介した。

 市内が拠点の5団体と愛知県や長野市の5団体が、まつもと市民芸術館など5会場で計42公演をする。広く観客を呼び込もうと、松本市外の団体を昨年の2団体から2倍以上に増やした。10月31日午後5時半、同館で「地域から発信される演劇の魅力」と題しシンポジウムを開催。開幕に先立ち10月11日に演技や舞台照明の参加型講習会を松本、長野、名古屋の3市で開く。

 記者会見では劇団代表者らが「見終わってほっとするような演劇を目指す」「男性ばかりの劇団だが登場人物は全員女性。違和感なく楽しんでもらえるよう頑張る」などとアピール。実行委の遠藤優(すぐる)さん(36)=松本市筑摩=は「(この演劇祭が)地方で演劇をしている人にとっての聖地になればいい」と述べた。

 全公演見放題のパスポートは前売り一般2千円、学生千円。当日券もある。受付や会場設営をするボランティアも募集している。問い合わせは実行委事務局(電話070・5595・5080)へ。

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