滝のような火花を浴びる氏子ら

滝のような火花を浴びる氏子ら

長野県 伊那路 祭り・催し

火花の滝の下、氏子駆け回る 駒ケ根・大宮五十鈴神社で筒花火奉納

信濃毎日新聞(2015年9月24日)

 駒ケ根市赤穂北割一区の大宮五十鈴(いすず)神社で23日夜、例祭の宵祭りがあり、伝統の筒花火「三国(さんごく)」が奉納された。上穂町、北割、中割・南割の3地区持ち回りで運営し、今年は中割・南割が担当。やぐら上の筒からほとばしる滝のような火花と、火花を浴びる氏子らの勇ましい姿に大勢が見入った。

 午後7時ごろ、氏子らの威勢の良い掛け声とともに、境内の高さ約10メートルのやぐらに取り付けた最初の三国に点火。四季の花を表す花火が闇夜を照らした。氏子らは肩を組んだり、まといを回したりして火花の中を駆け回り、観客らがしきりにカメラを向けた。

 筒花火は氏子らが手作りした。祭典委員長の竹上一彦さん(66)は「三国の出来は最高。祭りを通じて氏子が一致団結することに価値がある」と話していた。

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