3基の曳山が勇壮に巡行した「海老江曳山まつり」=射水市東明西町

3基の曳山が勇壮に巡行した「海老江曳山まつり」=射水市東明西町

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豪華曳山 町練る 新湊・海老江、江戸の風情 現代に

北日本新聞(2015年9月24日)

 江戸後期から続く「海老江曳山(ひきやま)まつり」が23日、射水市海老江地区(新湊)で催され、豪華な装飾が施された3基の曳山が海に臨む町を巡行した。

 祭りは海老江加茂神社の秋季祭礼。江戸時代に北前船交易で財を成した人たちが曳山を造り、1840(天保11年)年ごろに再建したと伝わる。

 日中は花笠飾りの花山が巡行。笛や太鼓囃子(ばやし)に合わせ、法被姿の若者たちが「イヤサー、イヤサー」の掛け声で曳山を引いた。

 曳山上部に据えられたからくり人形と、漁師の網起こしの作業歌「木遣(きや)り」が、この地区の曳山の特徴。多くのひもで操る西町の「唐猿童子」や、若者たちが勇壮に歌う木遣りに、祭りを見に訪れた大勢の人たちが拍手を送っていた。

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